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2023-09-05

修行のはじまり

残暑が厳しくいつまでも暑い日が続きますが現場は着々と進んでいます。

私が30年前に建築を志した時、建築=設計士でした。
設計士を志す人なら誰しもが思う事は自分の家を自分で設計する。
それは就職活動を始めた時も変わらず就職先は設計事務所と考えていました。

当時 徳島県産の無垢の杉の構造材を現しで使い、真壁、貫構造の民家型工法で家づくりをしていた戸塚元雄さんの設計した住宅にとても感動しました。
今までの自分が知らない家づくりがそこにはありました。
私は戸塚元雄さんの事務所の門をたたきました。
戸塚元雄さんから言われた事は『この工法は木の事、施工の事がわかっていないと設計は出来ない。だから私(戸塚元雄)と共同で家づくりをしている六車工務店で大工として勉強しなさい。』でした。
そして六車工務店で修行が始まり25年が経ちました。
時が経つのはとても早いですね…
でもあの時見た感動は今も鮮明に覚えています。

先月から高松町で32年前に戸塚さんが設計して六車親方が施工した住宅の改修工事をしています。改修から学ぶ事もたくさんあります。

写真は9月1日、2日にMOKスクールの建築見学ツアーが自社を見学している様子です。

大工・山下

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