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2022-02-10

庭の樹

工務店はいま、宇多津の住宅と高松のギャラリーがメインで進んでいますが、設計事務所ではそれらに加えていろいろなプロジェクトが動いています。

私は、図面を描いたり、現場からの細かな納まりの質問に答えたり、照明デザイナーの方と照明設計の打合せをしたり、市役所等で敷地の境界について相談したり、いろいろなことをしています。

先日、造園家の水本さんの庭に伺い、宇多津の現場の庭に植える木をお施主さんと一緒に選びました。

枝が適度に広がる高さ4mほどの木という条件で探した結果、ヒトツバタゴ(ナンジャモンジャ)の木になりました。

水本さんの庭には、たくさんの木が植っていますが、これらは苗から育てたものではなく、山から採ってきたものを売れるまで仮に植えているそうです。自然な樹形のものが多く、雑木林のような雰囲気になっていました。

建築や庭の材料にどういったものを使うかを考えるとき、限られた在庫や決められた規格の中から選ぶ場合と、いろんなところから理想のものを探してくる場合があると思います。どちらがいいというわけではなく、そのバランスが大切なのかなと思っています。規格ありきで考えてばかりではいい設計はできませんし、設計に合わせて無駄に貴重な材料を求めるのも良くありません。

適切に材料を選び、その素材に合った形やデザインで設計し、職人たちと相談しながらいろいろな材料をひとつの建物や庭として組み上げて、その人に、その町に似合うようにできたらいいなと思います。

設計・森﨑

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