toggle
2021-11-01

ハレの舞台は答え合わせ

世間一般で主流とされるプレカットはCADでデータを入力しそれをプレカットマシーンがデータ通り刻む。
データの入力ミスさえ無ければ間違えることなどない。

 六車工務店の手刻みは棟梁が1本1本 、適材適所を確認しながら墨付けをする。もちろん棟梁も人間なのでミスをする事もある。例えば柱の長さが短かったりホゾの向きが逆だったりそもそもその材料を忘れていたり・・・。

しかし、そんな事は基本あってはならない。棟梁にとって恥ずべき事。だから死ぬ気で確認をする。

そしてその墨付けの答え合わせが建前の日だ。建前には施主や見学者、手伝いの大工さんも来る。間違えることなど許されないプレッシャー。建前の数日前から胃がキリキリ。
 土台が敷かれ、柱が立ち、梁、桁、棟木、どんどん答え合わせが進む。最後に垂木が収まれば答え合わせ終了。
プレッシャーからの解放。

現在進行中の宇多津町の現場の建前では過去最高の部材数で組み上げたにもかかわらず100点満点が取れたとホッとしてます。
11月1日より高松市内の神社で建前を行います。
この現場の棟梁は六車専務です。
専務の答え合わせを全力でサポートしたいと思います。

大工・山下 佳太

関連記事

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です