プロローグ

去年の9月末から祖父母が住んでいた3階建てRC造のリノベーションを一人でコツコツとしていました。
解体から始まり、どこをどのようにどこまで直すかを思案し、試行錯誤を繰り返して一人で設計施工してみました。
約9年間空き家でしたので、至る所が朽ちていました。
まずは1階の店舗を解体し、車庫に。
住居として使われていた2階も天井以外はほぼ解体し、リビングダイニング、キッチン、トイレ、洗面脱衣室、浴室に。
寝室として使われていた3階は、傷みも少なく今回手は加えておりません。
完成にはもうしばらくかかりそうですが、春先には移住できそうです。
一人で仕事をすると色々なコトが見えてきます。
設計の大切さ、時間と予算、そして一人の力では限界があること。
少しはお客さんの立場でモノが見えたような気がします。
今年の工務店の仕事は前回の社長のブログにてありましたが、改修、増築が主です。
まさに今回の自邸が序章になるようなめまぐるしい1年が始まります。
仕事も自邸も最後まで怪我なくソツなくこなせるよう精進したいと思っています。

大工・長江友樹