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2018-08-30

千古不朽

四文字熟語で『枝葉末節』と言う言葉があります。

簡単に言うと節は悪と言う考え。

先日、材料棚卸し作業をしていて再認識したことだが節は自然で綺麗と言うこと。

節は木が生きるために光合成を行う枝のことであり、木目に現れるのはごく自然である。

確かに無節(ムジ材)は高級感もあり昔から好まれる材料ではあるが、節のある材料の方が表情が様々で個人的には好きです。

工務店では多くの天然杉を乾燥、保管している。

棚卸し作業中のことだが、節が顔より大きい材料もあり、枝が構造材になるのでは?と思ったほど。

そんな節を目の当たりにすると木の生命力、個性を感じる。まさに千古不朽。

節あり材の商品としてはメリット、デメリットがあります。

それはどんな木材も同じことですが、デメリットをメリットに変え、長く価値あるものに施工するのも大工の醍醐味です。

『千古不朽』とは、いつまでも価値を保ち続けると言う意味。

大工・長江友樹

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