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2018-03-30

既製品

今の時代、建築を作る上で既製品がすごく増えている!
便利だから、時間短縮、単価が決めやすい、クレーム対応しやすいetc
確かにそうかもしれないが、
『家は買うものではなく、建てるものだ』と言ってきた工務店としては、既製品にとらわれ過ぎないようにしてきた。
クライアントと一緒に良い建築を作りたい。
勿論、既製品を使わない訳でも、悪いとも言わない。逆に既製品以外が高すぎると思われたくもない。
ただ、御客様の希望にそう答えを出す時に選択肢として手作業の残る仕事も提案するのが建築を作る上で大事だと僕は思っている。

写真は、引出の引手と手摺棒である。
キッチンの引手が出っ張らないためにした細工である。手持ちの機械で簡単に出来る方法を設計と話し合って決め、クライアントも選んでくれました。
工務店定番の八角の手摺棒も、八角形に加工するのは四角形の4面の面を大きく取るだけ。

世知辛い世の中、やり過ぎは駄目だが、ちょっとした手間を入れた建築をこれからも作っていきたいと思っております。

大工 ・六車俊介

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