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2022-08-22

メリット、デメリット

お盆休みも終わりましたが、まだ暑い日が続いています。

工務店では、次の現場の刻みが急ピッチで進んでいます。いつもは杉ですが、今回は全てが檜ということで、いつもとは違う感触、香りを感じながら刻んでおります。

今回のテーマは木製建具です。名前の通り、木材を用いた建具の事ですが、他にも、鉄、アルミ、樹脂など、さまざまな材料の建具があり、この中でも、木とアルミはよく住宅で使われていると思います。また、木製建具も、すべて無垢材で作ったものもあれば、骨組みを組んで、表面は合板を貼っている、フラッシュ建具もあります。

無垢材の木製建具は、風合い、温もり、高級感があります。また、断熱性も高く、結露しにくい特徴があります。耐久性も、メンテナンスを定期的に行えば、他の材質の物より、とても長持ちします。

しかし、その反面、加工や製作過程で、どうしてもコストが高くなってしまいます。また、先ほども書いたメンテナンスをしなければなりません。場所にもよりますが、湿気などで建て付けが悪くなったり、日光や雨などで、塗装をやり直したりと、数年に一度はする必要があります。

メリット、デメリットを考えると、なかなか難しいと思いますが、建具の場所や予算などを、考慮して決めるのが、良いかと思います。

写真は、先月竣工した現場です。天然杉の一枚板を、そのまま開き戸にしてます。とても美しいです。

大工・中矢

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