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2021-07-01

自然乾燥、人工乾燥


木材は、立ち木の時におよそ150%の水を含んでいます。それを、建築で使う場合、一般的に15~20%というのが目安になっています。

乾燥させるとは、水分が抜けること、野菜や魚を乾燥させると縮みますが、これと同じようなことが木材にも起こります。野菜や魚ほど縮みませんが、木材の収縮、変形による曲げ、割れ、反りの防止することができます。また、強度の増大、菌類の発生防止、質量の軽減なども理由にあげられます。

乾燥の方法としては自然乾燥と人工乾燥があります。

自然乾燥は名の通り、自然状態で乾燥させます。木材と木材の間に桟を入れて、桟積みするというのが、基本の方法です。自然乾燥は乾燥にとても時間がかかります。断面の大きな材料になると2~3年かかることもありますし、木材は自然素材なので、乾燥に差がでます。

人工乾燥は乾燥機内に木材を入れて、温度や湿度を調整しながら、乾燥させます。乾燥方法などにもよりますが、急激に乾燥させることにより、木材が持っている脂分など抜けてしまい、艶が無くなったり、変色する場合もあるようです。

自然乾燥も人工乾燥もメリット、デメリットがありますが、六車工務店では、木材に対して負担などを考慮して、自然乾燥の木材を使っています。

大工・中矢

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