2026-06-30
受け継がれるノミ

今回よりブログリレーに参加させていただく株式会社杢夢創の武田と申します。よろしくお願いします。
20歳の頃に買ったノミを、今も使っています。
当時の自分には4万円はかなり大きな金額でした。それでも、このノミのセットが欲しくて思い切って買ったことを今でも覚えています。
現場で毎日使っているうちに、刃は何度も研ぎ直され、柄も少しずつ手に馴染んでいきました。
切れなくなるたびに研いで、また使う。その繰り返しでした。毎日触っているうちに、少しずつ道具の感覚を覚えていったように思います。
長く使っていると、道具にも少しずつ変化が出てきます。見た目が大きく変わるわけではありませんが、その時々の現場や、未熟だった頃の感覚も一緒に残っているような気がします。
若い頃は自分がずっと使い続けるものだと思っていましたが、今は自分以外の手で使われることの方が多くなりました。 30年以上前に買ったノミが、こうして今も現場で使われているのを見ると、道具も仕事も少しずつ受け継がれていくんだと思います。
大工・武田 光弘
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