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2025-06-10

台湾紀行

チーム六車は、5月末から3泊4日で台湾へ研修旅行を敢行しました。
今回は、その感想を参加者各々が綴ります。

初めての研修旅行で初めての台湾。
想像を膨らませて向かいました。

現地で驚かされたのは、食の文化。
台湾の料理はどれも美味しいと聞いていましたが、本当にその通り。
フルーツや野菜、食材の種類の多さに圧倒されました。
夜市や朝市では個人の屋台、その市全体から活気が伝わり、たくさんのパワーをもらいました。

もう一つは、街路樹などの緑の多さ。
台北は大都会なのに、緑に溢れていることに感動します。
現地の人々は植物を身近な生きるものとして大切にしているのです。

台湾に来て〝豊か〟だと心から感じましたが、
それは〝個々の活気〟から生み出されているのでしょうか。
人に関わらず、食材や植物など一つ一つが生き生きとしているのです。

台湾は台北の他に台南があり、台南はまたDeepだと聞きます。
機会があるならば、また違った空気感を台南で味わってみたいです。

設計・柴野

台北市内の路地を歩くと密集したコンクリート造の住宅が並ぶ。限りある土地に、隣地とのスキマなく上へ上へと増築され、ベランダは思い思いに出窓のように張り出している。レースのカーテンに観葉植物や洗濯物が街の路地のファサードをつくっている。窓際の有効活用が興味深く眺めて歩く。

道に面したオープンな厨房。ボウルに入った野菜や魚介類が並んだワークトップ。その横で淡々と各々の調理をする。接客の過度なサービス?もなく、それが案外心地よい。

地の素材と人の手、それによって生み出されるもの。

ヒトとモノとのシンプルな関係が、街には溢れています。
個人のお店、クリエイターが多いのはそんな街の背景があるからなのでしょうか。「個」が際立っていて、その積み重ねで文化がつくられている。

自然体であたたかな生活の営みの一部に触れることができ、旅の記憶を辿ってはずっと心が満たされています。

親方をはじめ、工務店、支えてくださるみなさま、、、
貴重な機会をいただきありがとうございました。

設計・生川

ここは自然に包まれた豊かな大地である!その事をダイレクトに象徴するかのように街中には色濃く色鮮やかな野菜、果物、肉、魚といったローフード(生の食材)が所狭しと並んでいる、、、それに負けじと露店、店舗の飲食店が建ち並び、人も食べることを心から楽しんでいるのだろう、にぎやかな喧騒がそこかしこから聞こえて来る。そんな喧騒の只中にあって、素直に豊かだなぁ〜と思う。豊かさにもいろいろな形があるとは思うが、みんなで旨いものを腹一杯食べて楽しく話す、、、これは何万年も続いて来たであろう人類の原始の営みなのだと思う。。。加えて台湾のそれは庶民のそれだ、、、つまり、ここに生きる大多数がそれを共に感じつつ、それぞれがその日々を送っている。口が喜び、胃が満たされれば、その口は歌を歌いはじめる。基本となる食が充足されれば、人は次に文化へと向かうだろう。文化はこのようなところでこのようにして生まれてくるのではないだろうかとふと思う。あっという間の3泊4日だった。いつかまた来たいと思いつつ米騒動に憂う祖国へと帰途に着いた。

設計・六車 誠二

『夜の景色』

台湾で驚いたのが、ビルが立ち並ぶ大都会であるということです。それはまるで東京のようでした。
しかし、その中にコンクリート造のさびれた建物がひしめき合っています。それはどことなく寂しい感じの建物達です。そしてそれは煌びやかなビルと混じると不思議な雰囲気を醸し出していました。雨が降るとその雰囲気をいい感じに際立たせているようで、台湾は雨がよく似合う気がしました。
夜市には人が溢れていて、活気があり、見たことのない食べ物が並んでおり、独特の匂いが鼻につきます。あの匂いは好きになれせん。台湾の人はあの匂いは好きなのでしょうか?
路地にはネオンが光り輝いていました。
101の下では眠れぬ若者が溢れていました。
台湾も日本も結局大きな違いはないように思いました。ただ、台湾の方が開放的な感じがしました。

大工・杉本

『台湾研修旅行』

3泊4日の台湾研修旅行に行って来ました。

久しぶりの海外旅行でしたが、やはり海外に出ると驚かされる。

「夜市」と言って屋台、露店、服飾雑貨等が連なり(お寺付近にある場合が多く、毎日夕方~深夜に開かれる)多くの観光客で賑わっている。

かと思えば日中辺りを見渡すと新しい高層ビルと古い集合住宅で街は埋め尽くされ、おびただしい数のバイクが走っており都会の喧騒を感じる。

「悪しき風習・纏足(てんそく)」(北投文物館で見学)

昔の中国の風習で纏足と言う足を強制的に小さくする奇習があり、当時の女性は足が小さいと美しいとされた。

幼児期より足を布で固定し骨格から形を整形する。

縁談は足で決まることもあり当時の女性は貢ぎ物と言う意味合いが強く、遠くに逃げられないように纏足が都合が良かった。

写真や実際履いていた10cm程の小さな靴を見ると胸が締め付けられる気持ちになった。

台湾では素晴らしい食べ物や建物、工芸品を観て肌で感じることができたが、歴史を知り現地で想った感情を忘れないうちにこのブログで記しておきたい。

大工・長江

五年前に会社のみんなで行く予定だった台湾研修旅行。コロナの大流行により白紙に・・
コロナが開けて念願の台北研修旅行へ。

この旅で一番美味しかったもの。
士林夜市の路地裏にある小さな店。夜市で働いている地元の人たちが食べに来るであろう炒飯店。もちろん日本語は全く伝わらない。メニューの漢字で推測できる炒飯とハマグリスープを注文。お婆さんが目の前で中華鍋を振ってすぐに出てきた。砂ずりとイカの炒飯。日本では見たことが無い組み合わせ。イカも砂ずりも食感がおもしろい。なぜ日本にこの炒飯がないのだろうか?と思うくらいに美味しい。
ハマグリスープは器の底にある生姜の千切りをぷりぷりでパンパンに膨れ上がったハマグリの上に乗せスープと一緒に口に入れる。一噛みでハマグリの濃厚なエキスが口の中に広がりスープの味が完成される。最高に美味しい。
もし、また台湾に行くことがあればまたこの店に行きたい。
ただ あの裏路地に辿り着くことができるだろうか・・

大工 ・山下 佳太

『熱気』

昔から熱気というか活気のある街が好きです。
昔の大阪なんて、凄い活気があって大好きでした。
最近ではインバウンドで海外の人が多くて雰囲気が少し変わりましたが、ディープなところ?は今も昔と変わりません。
今回の台湾の街は、台湾が外食文化が盛んなこともあって、ローカルな場所である夜市の雰囲気が元気いっぱいで最高でした。
写真は水餃子の店で、包む人、茹でる人、運ぶ人、店の人も食事してる人も活気に満ちている。
昨今ちょっと元気のない日本。
僕も頑張らなくちゃな!

大工・六車 俊介

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