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2024-10-10

好奇心

やっと暑さも和らぎ、例年より遅い開花の彼岸花も見られるようになりました。
じわじわと人や物事が動き始めている予感がします。

「譲らず」というと、その人の価値観を体現したものかなと思います。
私の譲れないもの。
それは自分自身から生まれる好奇心。
いつも好奇心は新しい自分にステップアップするきっかけでした。
好奇心は私をたくさん成長させてくれます。

そして、生まれた好奇心を言葉にすること。
「言魂」という言葉があるように、言葉にしているうちに自然とその方向に進んでいると感じることがあります。

今、建築に携わっているのもその一つ。

先日、中学生が職場体験に来てくれました。
自ら希望して体験に来たようで、目をキラキラさせた中学生をみて、
建築に興味をもった当時をふっと思い出しました。
私も建築に関わる仕事を目指したいとぼんやり思ったのは中学生のとき。
両親にもよく相談していた記憶があります。

一つ一つの好奇心を大事に育て、
そこから枝葉のようにまた新たな好奇心が生まれ。

そうやって自分を作っていきたい。

進んでいくうちに譲れないものがどんどん増えてくると思います。
けれど、原点は「好奇心」であることを
時折この文章を読み返して忘れないようにしたいと思います。

写真は、現在進行中の現場で使われる天然杉がストックヤードから作業場に運ばれてきた様子です。
敷地にはとても素敵なお庭があるのですが、この建物が建つことによって、景観がどのように変わっていくのかとても楽しみです。

設計・柴野

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