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2024-09-12

大工はサービス業

9月に入りましたが、まだまだ暑い日が続いています。
早く秋が来ないかと思う今日この頃です。

仕事を始めて、10数年、少しずつ譲れないこと、大事にしないといけないことが、徐々にではありますが見えて来たような気がします。特に大工さん、職人さんなどの技術職に携わる方々は、自分なりのルール、こだわりが他の職業の方より濃いような気がします。

最近、仕事をしていていつも感じるのは、コミュニケーションの重要性です。家作りは、たくさんの職人さんの力が必要不可欠です。相手の気持ちを汲み取る、お客様に対しても、職人さんに対しても、何を望まれているのか、どうすれば円滑に工事が進むのか、考えながら仕事をしなければいけません。

また、相手の話を聞く、どういう考えなのか質問する、自分の考えを伝えることができなければなりません。簡単に書きましたが、中々難しいです。話の本質を理解出来ていないと聞いていないのと同じですし、質問もできません。伝えることもできません。相手が何を伝えたいのか、何が分からないのか、といったことも考える必要があります。

これから、良い仕事するためだけに考えるのではなく、聞く、伝えるといったようなことも、重要視していく必要があると思います。それができれば、自然と職人としてもう一つ上に行くことができます。
家作りやものづくりは人と向き合うことです。

写真は今回任せていただいた刻みの風景。
兄弟子と弟弟子に刻んでもらっています。
鋭い指摘、質問・・・
まだまだのようです。頑張ります。

大工・中矢

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