2024-07-10
譲ろう!
テーマに沿ってスタッフ皆で綴るブログですが、
第一章の、せとうち大工、修行編、『志す』『挫ける』『先達として』が一旦終わり、続いて第二章の、せとうち大工 職人編、『譲らず』『耐える』『励む』が始まります。
まずは『譲らず』から!
職人は、気難しく頑固で、自分の信念を推し進める!みたいなイメージはあるでしょうか?
どちらかが正解というわけではないのですが、こだわればこだわる程、自分の中で譲れない事が増えるのではないでしょうか?
天然乾燥と人工乾燥
手刻みとプレカット
無垢材と集成材や建材
国産材と外材
手作りと既製品
超絶技巧と普遍的な仕事
他にもあるかもしれませんが、工務店は上記の内容は前者にこだわってきたのだと思う。
ただ最近、勉強会で話を聞いてて少し妙な感じを抱いています。
その勉強会は、第1回目が手仕事を活かす大工と工場製の大型パネルを使う大工。
第2回目が木も人も地元密着型の設計士とCLTと呼ばれる大型集成材を使って公共建築を作る設計士の話でした。
手法は違うのに、当然ながら双方共に建築に対するひたむきな考え真剣さ、本気で建築を残そうと目指している。
普段から僕達がしてる仕事をさらに突き詰めた話、方や木造もここまで進化したのかと何か嬉しい話でした。
強い信念を持ち、譲らず高みを目指すのも良いが、柔軟に新しい事を吸収し、考えを固執しないのも大事だなぁと考えさせられる今日この頃です!
若手に仕事を任せて譲るのも大事!
写真は、いつもお世話になっている奈良県吉野の阪口製材の土場です。
特殊なことにも対応してくださる力強い方です。
51歳の大工・六車俊介
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