2024-02-21
コミュニケーション



ブログリレー、3巡目
せとうち大工・修行編
テーマは「先達として」となります。
先達、せんだつ!せんだち!
正直、今回のテーマを聞いてから考えていましたが、なかなか話したい事が出て来ませんでした。Wikipediaでも調べました。
師匠や先輩についての話? 修行時代や後輩が出来た時や、
歳を重ねて組織の代表になった今、自分自身が先達としてどう振る舞うかって話なのか?
なかなか難しい、、、。
修行を始めた時、大工の先輩という人は工務店内にはいませんでした。
父親とふたりでしたし、他の工務店ともあまり接点はありませんでした。仕事は盗め!っていう時代の職人だった父親はあまり教えてもくれませんでした。そんな事もあり、結構ひとりで悩んで答えを導き出す職人だったように思います。つい最近まで、それは職人として良い事だと信じていましたが、今はそうとは限らないと思っています。
息子が中学に上がるため、中学の説明会に行った時です。先生から、近頃の子はわからない事があっても、ひとに聞くのではなく、まずはWikipediaなどで調べるため、ひととの対話が苦手な子が増えているというのです。確かに、僕も今回のテーマをWikipediaで調べました。
ある時期、ひとに聞くのが恥ずかしいと思った時期もありましたが、50のおじさんになった自分は、わからない事はガンガン聞いています。自分が先達として話すなら、わからない事は聞くように伝えたいし、聞く事がわからないなら、その気持ちを話して欲しいと伝えたい。
家造り、物作りは、コミニュケーションの先にあるのだから。
大工・六車俊介
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