toggle
2022-10-26

木製建具とペアガラス

さわやかな秋晴れが続く中、今新町での新築工事の建前も無事終わり屋根仕舞いが着々と進行しています。

さて今回のテーマは木製建具です。

20年前、六車工務店で施工する木製建具のガラスは単板ガラスで厚さも10mm以下でした。
木製建具の厚みも30~40mmまで納まっていました。しかし、時代は進み現在ではペアガラスが主流となりました。ペアガラスはガラスとガラスの間に空間があり、スペーサーの金属部材を間に挟み、乾燥空気を封入して作られています。断熱性能、遮熱性能が高く、結露防止にもなります。
ガラス2枚分の厚みと空気層でペアガラスの厚みは15mm以上になります。そのため木製建具の厚みが45~50mm以上ないと納まりません。
厚みが45~50mmの建具用の良材は入手がとても困難です。
しかもペアガラスは単板ガラスの2倍の重さがあり建具の開け閉めも重くなり操作性も悪くなります。

ペアガラスはメリットがたくさんありますがデメリットもある事も注意する必要があります。

写真は先日の今新町での建前の様子です。

大工・山下佳太

関連記事

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です