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2022-04-21

貫構造

建築構造は大きく分けて3種類ある。

木造、鉄骨造、鉄筋コンクリート造。

この3種類の構造の中に様々な構法がある。

六車工務店では木造をメインとした伝統構法による建築をします。

木造の軸組構法は主に伝統構法と在来構法がある。

伝統構法は壁面に貫を多様し、木の特性を活かした継手・仕口の木組みによる柔構造。

在来構法は壁面に筋交い、継手・仕口にボルトを多様した戦後、西洋建築を取り入れた剛構造。

伝統構法をベースに現在の山で取れる材に合わした構法が、先のブログで紹介された若杉活用軸組構法となります。

地震大国日本は昔から地震に勝つのではなく負けない柔構造建築で、その時代その時代の社寺建築は最先端の技術の結晶でした。

社寺建築は伝統構法であり、私達はそれを住宅に応用しています。

東京スカイツリーも法隆寺五重塔の構法を使っています。

古の技が現代においても最先端の技術として応用されています。

個人的には木造の構造においてはそれが答えのように思います。

写真は伝統構法に欠かせない貫。

大工・長江

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