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2022-03-01

全ての工程に木取りを!

暖かくなるのが待ち遠しい日々が続いています。

作業場で寒さに耐えながら墨付をしております。材の強度を活かすため、材の美しさを活かすため、材の機能や特性を活かすため、イメージをバランス良く表現するため、木取り(木配り)を行い、墨付は進んでいきます。

大工が『木取り』をする様に設計は構造を整理し強靭で美しい軸組を考え、棟梁は統一感のある仕口継手を計画し、大工が心を込めて刻んでゆきます。

設計から施工までが出来上がりを意識して創り上げる建築こそが、『木取り』そのものであり、工務店の続けている手刻みの良さを最大限に活かす最良の手段だと考えています。

そうして出来上がった建築は、当然僕達は愛おしく、住み手にも愛され大事にして貰え、長く長く残っていくはずです。

建前に向けて、今日も『気配り』を忘れずに心を込めて墨付を進めていきます!

写真は墨付前に軸組を頭にたたき込むために作る30分の1模型です。

大工:六車俊介

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