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2021-12-22

適材適所

朝晩の寒さが厳しくなってきて、今年も残り二週間となりました。

今回のテーマは木取りです。

六車工務店では、ほぼ100%無垢の木を使っています。使う角材、板材1つとして同じものはありません。その1つ1つを適材適所に分け、効率よく無駄なく木材を使う計画をするのが木取りです。

墨付けの前、構造材全ての面を見て、土台・柱・梁・桁・垂木などの種類に分けて、その後、どこに使うのか番付します。木目、色、節、長さ、どの面が良い悪いなど考慮しながら決めていきます。

また、床、天井、壁などの板材も全て場所と順番を決めています。例えば、4mから3m60cmを取る場合、端から何cmの所で切るのか、1枚1枚見て判断します。板の順番もここは良く見える、ここは家具が来るから見えないなど、考えて決めます。

大工のする上で、木取りはとても重要なことの1つです。この木材のどこが優れているのか、どう使ってあげたら良いのか、常に考えなければいけません。

写真は宇多津の現場の梁を木取りしている写真です。

今年も大変お世話になりました。良いお年を。

大工・中矢

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