toggle
2021-11-30

好きな事は苦しいけど楽しい

12月らしく、朝晩が寒くなりました。

最初に言っておきます。僕は古い考えかもしれません。

今回のお題の『手刻み』ですが、工務店では最後の砦として、手刻みはこれからもずっと続けていこうと考えています。棟梁が墨付をし、刻み棟梁のもと、大工たちが手刻みで骨組みを作り上げていく。何千ものパーツをひとつひとつ作り上げていくのは時間もお金も掛かります。プレカットが主流の現代に、なぜ手刻みを続けるのかは、常に考えなければならない課題だと思い仕事をしています。

後継者を育てるため。技術を絶やさないため。プレカットでは出来ないことを実現するため。と色々と考えてはいます。でも大袈裟かもしれませんが、手刻みは体力も知力も努力も、自分のすべてを注がないと続けれないかもしれないほど厳しい現代です。

でも人の手でする墨付、手刻みが僕は大好きだし、現代に必要な事だと思っています。

大工・六車俊介

INSTAGRAM: https://www.instagram.com/architects_muguruma/?hl=ja

関連記事

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です