2021-11-20
繋がり
冬が本格化しようとしている中、今月から建前をしていた神社は18日に上棟式が行われました。
式はいくつか掛け声をあげながら進んでいきました。掛け声には受け答えがあり、「ここにいる」「わかった」というような神様と人、人と人の繋がり、お互いの存在を明らかにするという意味があります。
普段のなにげない会話はすべて受け答えであり、その他当たり前のようなことでもその意味と向き合うことは日々の小さな気づきになります。
何十年も何百年も昔は手での仕事が当たり前であり「ここはああだ、こうだった」と気づきの連続。それらは人々の記憶に残り、手が加えられた材には新たな生命が吹き込まれているようです。
地域に根付き、人間よりも長生きな建築。
人と建築の仲を希薄な関係にさせないためには、大工による手刻みがひとつの手段かもしれません。
大工・菰渕
INSTAGRAM: https://www.instagram.com/architects_muguruma/?hl=ja
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