toggle
2021-07-30

目指すべき方向

六車工務店では床や天井に無垢の杉や桧の板を貼ることが多いです。
「無垢の板を貼るのだから木が減って隙間が開くのは仕方が無い」そう言う大工さんはたくさんいると思います。

確かに天然乾燥の無垢材では乾燥に限界があると思います。でも私たちは少しでも隙間が開かないようにあがきたい。ちょっとでもお客さんに快適に暮らして欲しいと願っています。

そのために太陽の力を借りて強制的に乾燥をさせます。天気の良い日に無垢の板を太陽の元で天日干しします。
無垢の木は性質上、木表に反ろうとしますが、木裏を上に向け天日干しすことにより木裏が乾燥して縮み反りが相殺されます。

いつもは板を貼る直前に現場の外で天日干ししますが、今回は枚数が多く場所が確保できなかったので三木町の工場の方で天日干しをしました。今回は杉板300枚、桧の板300枚を干しました。それはとても大変な労力です。しかし、効果は確実にでます。

われわれ大工は少しでも良い住まいを造るため日々精進しています。

大工・山下 佳太

関連記事

コメント1件

  • 池田実千代 より:

     お疲れ様でございます。いつも、ブログで希望を与えていただいています。有り難うございます。お忙しいところ申し訳ありません。六車様の作品を外観だけでも拝見したいと、ずっと思っています。ご迷惑にならない範囲で、町名だけでも教えていただく事は出来ませんでしょうか?ホームページ内「WORK」の物件でしたら探し出せます。わがままな質問を申し訳ありません。不可能であれば、無視されて下さい。ありがとうございました。

  • コメントを残す

    メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です