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2021-07-12

背割り

■なぜ木材は乾燥が必要なのか?

変形、収縮、変色、腐朽を防ぐ。重量を減らし、加工&施工性、強度をあげる。             などの理由があげられます。

■乾燥の種類

天然乾燥(自然乾燥)/ 人工乾燥

六車工務店では天然乾燥による天然乾燥材を使います。

■なぜ天然乾燥材を使うのか?

木本来の良さである色、艶、香り、強度を損なわず、自然のまま提供するには天然乾燥が最適と考えている。

■背割り

天然乾燥技術に「背割り」と呼ばれる方法があります。
木には背と腹があり、背にノコを入れ、背を割ることを背割りと言います。
背割りは材の芯までの深さでノコを挽き通します。
乾燥初期の生材時に背割りを入れることで乾燥表面積が増え乾燥時間の短縮に繋がります。

天然乾燥において芯持ち材は背割りを行わないとまんべんなく割れが走ります。
背割りの技術は古の工人達の知恵。
乾燥だけでなく化粧面の割れをも防ぐ技術。
乾燥過程から脈々と受け継がれる技術を実感する。

写真は檜5寸角構造材(垂木)の断面。                           背割りの開き具合いで乾燥程度を目視できます。

大工・長江

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