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2020-07-10

ディスカッション

今年の梅雨は前線が停滞して九州から関東まで異常な量の雨が激しく降り続きます。各地で土砂崩れや川の氾濫がおこっています。 異常気象と一言でかたづけるのではなく山の保水力の低下を危惧しなければならないのではないでしょうか? もっと山に人の手が入るべきです。 苗木の植樹、枝打ち、間伐、下草刈、木こりの育成など昔はあたりまえにおこなわれていた工程を全ての山で行うべきです。そしてその環境をつくるには低下した国産材の価値を高め、山にお金を還元するシステムを構築するべきです。 さて、三木町の現場では造作工事も大詰めを迎え家具の製作をしています。 六車工務店では一ヶ月に一度、施主、設計、施工の三者で定例打合せをしています。今月の定例打合せでは最後の最後まで悩んだ左官さんに塗ってもらう外壁の色が決まりました。この現場は真壁構造のため全ての柱が見えます。設計からは柱の経年変化も考慮しながらいくつかの提案がありました。最終的に決定したのはこの家が建つ土地に元からある土の色になりました。粘土を多く含む土ですが明るくこの土地に合う素敵な色だと思います。 土地にはそれぞれ神が宿ります。この土地の土の色を使用したことで神のご加護がありますように。

大工・山下

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