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2020-01-30

刻み

今年は暖冬で例年より暖かい日々が続いていますが、さすがに朝晩は冷え込む日も多くなってきました。 作業場では、昨年加工した材料の墨付けが終わり、刻みも大詰めにさしかかってきました。杉の5寸角の刻みは久しぶりで約3年ぶりです。 そんな中で、改めて思うのは、杉は難しいということです。そもそも無垢の木そのものが、難しいと思うのですが、杉を刻むのは特に難しいと思います。六車工務店では、基本的に構造材が現しとなっているので、表面の仕上げ、継手・仕口の付きの部分には人一倍、力を入れてやっています。そんな杉について、親方も常々、杉ができたら他もできると言っています。 ここ数年の仕事で、杉以外の木材を使う現場が多くありましたが、レベルを落とすことなく、納得のいく仕事ができたと思います。 この事を念頭に置き、建前に向けて残りの刻みも頑張っていきます。

大工・中矢駿佑 

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