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2018-05-10

お洒落な住まい=良い住まい?

お洒落な住まいってたくさんあるとよく思います。でも良い住まいだなって思うことは中々ないなと感じます。
テレビや雑誌、ネット、見学などをして、
・冷暖房効かなそう。
・すごいホコリたまって掃除しにくそう。
・そのでっぱりいるの?
・高すぎる。低すぎる。
・物出しづらい。しまいづらい。
・どこに物しまうんやろ?
…などなど多々そういう事を感じることがあります。

その原因って何だろうって考えた時に、いろんな原因はあると思うけど、施工者や設計者のこだわりの押し売りに強く関係するんじゃないかと思います。
服屋で例えるなら、お客さんに真冬にお洒落だけど寒そうな服をすすめてるような事だと思います。
それは流行であったり、そのお店のこだわりだったりするんだろうけど、そういうものは長続きしないし、良いものではないと僕は思います。
流行は一周回ってやってくるって言いますが、回ってくるまでに大半のものは朽ち果ててると思います。

施工者や設計者の納得やこだわりは全くとは言わないけど、ほんの少し顔をのぞかせてるくらいがちょうど良いんじゃないかと思います。 何が一番大切かってこれから人生の大半をその住まいで暮らしていくお客さんが安心して、快適に暮らしていくことが出来るものなのかどうかだと思います。それが何年も何十年も長く続くものが良いものであったり、良い住まいなんだと思います。

僕自身も大工として物をつくるだけじゃなくて、お客さんに寄り添うことのできる人になれるように頑張ります。

大工・平山優陽

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