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2017-11-10

墨付け

この秋から次の住宅の墨付けが始まっています。
僕は兄弟子と初めて担当させて頂いてます。

墨付けとは大工が木材に加工するための目印をつけることです。
そして墨付けした材料を加工することを刻みと言います。
墨付けを行う前に 図板、模型、継手と仕口の原寸図の作成を行います。
図板や模型を作る事で、建物全体の構造がどうなっているか把握する事でができます。
それを理解した上で継手と仕口の原寸図を書いていきます。
原寸図は実物と同じ寸法で書くので、問題点や改善点を発見しやすいメリットがあります。
これらの検討と準備をした上で墨付けを行ないます。
木材の乾燥具合や、継手、仕口の種類、部材箇所によって一本一本の線が0.5ミリ単位で変わってきます。それらが建物の良し悪しを決める大事なポイントとなるので、丁寧に気持ちを込めて作業を行なっています。

大工・平山優陽

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