toggle
2017-09-10

環境づくり

秋雨の時期を迎えたように思われますが、梅雨の時期同様、水分を含んだ木は膨張するためか、雨のタイミングで木の表面を拭いてあげると、比較的お手入れが容易い気がします。どことなく環境に沿ったお手入れは、人間にとっても良いように思います。

自然の素材で家を建てる時、周辺に自然が豊富にあると、その能力がより発揮されます。お互いに能力を補い合ったり、高め合ったりしてくれます。そこで生活を営むことは、これまた人にとっても自然で良いことのはず。とはいうものの、なかなか庭のお手入れは大変だという方に、提案の一つとして、写真のセダムと言われる植物をおすすめすることがあります。川の土手など、それなりに過酷な環境で自生していたりしますので、強くて入手も簡単。かつ、水はけの良い環境に置いてあげれば、お手入れもほとんど要りません。以前、屋上緑化をした住宅にも採用しました。年間を通して、量の増減はあるものの、緑を提供してくれます。

環境づくりの一つの提案としていかがでしょうか。

設計・上杉康介

関連記事