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2017-03-20

銅の波板

板金の折り方で波板というのがありますが、
何十年も前からある素朴な折り方なので、一度は見た事のある形状だと思います。
今、携さわっている茶室工事の屋根で茶室部分は銅の一文字葺、そして付帯する部分の屋根と壁に銅の波板を使っています。素朴な折り方で銅なんて使わない為、板金屋さんも初めて折ったそうです。
お茶知らずの僕ですが、茶室ってこんな感じかなと思います。素朴な工法や材料のように見えて、色々な工夫があったり、手を使い、技を駆使して、大変な影の努力を積み重ねて仕上げてゆき、それがごく自然に馴染んでる素晴らしい建築。それが茶室ではないかと。
長かった大工工事も、もうすぐ終わり、左官さんにバトンタッチ。
後一息、頑張ります。

大工 ・六車俊介

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