toggle
2016-10-20

続・150mmのマスメとススメ

以前、六車誠二建築設計事務所で現在設計されている建物が、150mmのマスメを用いて、構造材から全体のプロポーションまで構成されているお話をしましたが、今回はその続編です。

住宅を設計していくと、様々な場所で寸法を求められます。
例えば、スイッチやコンセントの位置、引手の溝の幅、巾木のサイズなどと多岐にわたります。これらの寸法体系も、基本的に150の倍数や約数で構成することで、全体のバランスや構成、プロポーションが緩やかに結び付けられ、整えられた外殻(箱)を作り上げると言えるのかもしれません。個人的には、整えられた器が、主役であるお施主様の生活を支える名脇役のような存在になればと願っています。

設計・上杉康介

タグ:
関連記事