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2015-10-15

増築

今、私が担当している増築工事は25歳の時に棟梁をさせて頂いた現場です。
今から考えると、棟梁と言っても建前までの棟梁で、その後の造作は随分親方に助けて貰いました。
しかし、私が墨付を始めてから『メインフレームには金物を使わない』事を目指した最初の建物だったので、継手仕口は勿論の事、貫なども検討を繰り返し、原寸図を描き、サンプルを作ったりと寝ても覚めても、その事を考える日々でした。歳を重ね、色々な事にエネルギーを費やさなくてはならなくなりましたが、当時の想いを胸に、これからの造作を頑張りたいと思います。

大工・六車俊介

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